膝痛に足が影響する理由
足元から頭の先まで、人間の身体はおよそ200もの骨が関節を通して繋がっていることで、様々な動きがスムーズに可能となっています。
「繋がっている」ということは、足元の関節が動くと少なからず膝や股関節・腰やその上にまで動きが波及することはイメージしやすいと思います。これを少し専門的に言うと「運動連鎖」といいます。
運動連鎖には、頭から足元へ影響する「下行性運動連鎖」と、足元から頭方向へ影響する「上行性運動連鎖」があります。
実際に、これはリハビリやトレーニングの現場でも重要視されており、
下行性運動連鎖の崩れに対しては、柔軟性改善や筋力改善などから動作を改善させていくようにアプローチしていきます。
上行性運動連鎖の崩れに対しては、まずは足元を見直し「靴」や「インソール」なども使って足元から整えるアプローチが有効です。
あなたは大丈夫?足の崩れ
少し詳しくお話しすると、
足首の崩れは、大きく二つに分けると、
踵が内側に倒れる過回内(オーバープロネーション)と踵が外側に倒れる過回外(オーバースピネーション)
というものがあります。
一般的には、歩行や走行の際に過回内になってしまう方が多い印象です。
過回内の状態では、土踏まずが潰れてしまうため足底腱膜への負担が大きくなったり、運動連鎖によって膝が捻じれてしまったりすることで、足底腱膜炎やシンスプリント、扁平足、外反母趾、膝痛や運動時の膝の靭帯損傷や半月板損傷に繋がってしまうリスクが高まります。
膝という関節自体が、「捻れ(回旋)」や「ずれ(剪断力)」に弱い関節であるため、
過回内やそれに伴う扁平足の方には、膝痛を発症して変形性膝関節症に移行してしまったり、スポーツの場面で半月板損傷や前十字靭帯損傷、内側側副靭帯損傷、膝蓋骨脱臼などの怪我をしてしまったりする方が多くみられます。
膝痛にはオーダーメイドインソールがおすすめ
過回内・過回外は、人によって程度やそれに伴う症状は変わってくるため、一人一人の足の状態や動作などに合わせたオーダーメイドインソールが最も有効です。
実際に、オーダーメイドインソールで過回内や過回外を抑えることで、歩行時や階段昇降時の膝痛が軽減したり、なくなったというお言葉も多く頂いおります。
ぜひ、愛媛で膝痛や変形性膝関節症、膝の怪我を軽減・改善したい方はお気軽にご相談くださいませ。
いつでもご連絡お待ちしております!